障害者手帳について
このページの最終更新日:2024年2月20日
⋘この写真に展示されているのは名古屋市の愛護手帳です。
日本の「障害者手帳」はどんな手帳ですか?
「障害者手帳」とは、日本に住んでいる障害者向けの障害者証明書であり、政府が障害者の身分を証明するために発行した証明書です。
この手帳を持っている人は、様々な障害福祉サービスや手当など公的援助が受けられます。障害者手帳には障害の種類と等級が特定認定制度で定められており、受けられる公的支援制度が異なります。
もっと見る:
詳細データ>厚生労働省 平成 22 年版 厚生労働白書《制度の概要及び基礎統計:障害者の手帳制度及び障害者数(推計)》(PDF形式)
日本ではどのような種類の障害者手帳が発行されていますか?
日本で発行されている障害者手帳は、3種類あります:
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身体障害者手帳: これは身体障害のある方に発行される手帳です。
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療育手帳:これは知的障害を持つ方に発行される手帳です。
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精神障害者保健福祉手帳:これは精神疾患がある方に発行される手帳です。(発達障害のある方も手帳取得の対象に含まれます。)
障害者手帳の名称とデザインは日本の都道府県によって異なっています。
詳しく内容は、このページの下部までご覧ください。
*身体障害と精神障害の認定基準について:
厚生労働省 《身体障害の認定基準等級表》[PDF形式]
厚生労働省 《精神障害者保健福祉手帳の判定基準及び診断書》[PDF形式)
この障害者手帳を持っていたら、どんなことができますか?
日本の障害者手帳を持っている人に、色々な障害者に対する福祉サービス、手当や割引などがもらえます。
《手当や割引》 の例を次に示します:
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障害基礎年金、障害手当(障害児福祉手当、特別障害者手当など)
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医療の給付
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生活費の補助金(おむつ費用などの医療用途に関連)
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税金・公共料金、国民健康保険料などの減免
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市営住宅家賃・敷金の減額
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各種運賃の割引(旅客鉄道株式会社JR、バス、船、航空旅客運賃国内線など)
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有料道路通行料金の減免
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公共施設の無料入場
上記の福利厚生は、日本の都道府県によって異なる場合があります。さらに、障害者手帳の種類(障害のレベルを示す)、申請者の年齢および収入に応じて、これらすべての福祉給付および手当に特定の要件が設定されています。
詳しくは、お住まいの区役所の福祉課にお問い合わせください。
だれでもこの障害者手帳が申請できますか?
人種、国籍、性別、年齢に関わらず、日本で住んでいる障害を持つ人(身体障害、知的障害、または精神障害)が日本の障害者手帳が申請できます。
外国人障害者の場合:
市町に正規の外国人登録している障害者なら申請できます。一時的な滞在(短期滞在)や違法な在留(不法滞在)の場合は対象外です。